croken7のブログ

詩集・日記

心の詩(自問自答)-28

二十八
 彼方はいつも言っていた
 自ら皆を愛せよと
 彼方は言っていた
 自ら皆に与えよと
 彼方は言っていた
 皆が与え給うたものを
 謹んで受けよと
 彼方は言っていた
 皆が受ける災いも
 彼方が実直に受け止めよと
 彼方は言っていた
 遠回りするも曲がりくねった道を進むも
 いつか必ず自身の一念で
 眼前に、拠り所への直道が出現することを
 皆と共々に遊楽の浄土へと
 向かうことを切に願い
 皆を愛する彼方だからこそ
 皆の愛を一身に受け求道し続ける
 慈愛の求道をいよいよ皆に向けさせ給え

×

非ログインユーザーとして返信する