croken7のブログ

詩集・日記

心の詩(愛のかたち)-13

十三
 あなたはつっぷして目を逸らせる
 あなたは遠くを見て目を逸らせる
 あなたは瞳を閉じて目を逸らせる
 あなたは自分の影に怯え
 あなたは人の声に怯え
 あなたは空想の自分に怯えている
 あなたの小さな手をそっと握り締め
 魔法の言葉を囁きかける
 「私がいるからね」
 あなたは顔を上げ
 天使の微笑で見つめ返す
 「うん」
 ひとこと呟いたあなたの心には
 もう希望の灯が灯ったのだから
 もう泣くのはおよしよ
 笑ってごらんいつまでも
 愛しいあなたへ

×

非ログインユーザーとして返信する