心の詩(生きる証)-1
一
今日も健やかあれと祈り
心の小窓を解き放つ
風と秋を告げる虫達の声に耳を傾ける
今日も生きている
明日も生きるのだ
そう心に堅く誓いを立てる
今日よりも明日
明日よりも明後日
一年後よりも十年後
健やかに生きられるように
今日一日をかけがえのない
気づきの一日としていこう
心の瞳をおしひらき
心の耳で小さな囁きを聞き逃さぬように
自然の流れに逆らわず
虫達の奏でる協奏曲に
思いを馳せながら
今日もまた一歩前へ
自身の足跡を次代の若者に
受け継ぐために
一歩先を我が心の陽で
彼らの足元を照らし
迷わぬように
我が祈りをここに標す