croken7のブログ

詩集・日記

心の詩(自問自答)-51

五十一
一片の光明が我が身を照らした
その光明に包まれた時に初めて
生きる事の素晴らしさを知ったように思えた
我が生命の奥底に纏綿する執着なのか
生死の大海で身も露わに動転し
生命の根底を引っ掻き回し去っていった
生命其のものの得体を知ったところで
追いつけない影に似たりと我は思った
当にその時、我に一片の光明が差し込んできた
何かがいっぺんに変わった
具体的な何かではなく
姿形あるものではなく
無形の、無機質でないものが
何か変わり我が一念に囁きかけてきた
なんだろう、なんだろう
どこか懐かしいようで、納まりがよい
何かだ
その何かを今日も問い続ける

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