心の詩(愛のかたち)-34
三十四
恋心は脆い器と儚い水のようなものである
人を想い慕う心は
さまざまな障魔に晒される
脆い器は何度でも打ち砕かれる
脆い器からすり抜けていく水に
憂いを覚えることなく
何度でも再生するのだ
何度でも立ち止まり
何度でも自問し
何度でも叩かれ
何度でも鍛えられ
何度でも強い器に再生していくのだ
真の愛はその先に見えてくる
真の愛は決して障魔などには
飲み干せない
真の愛の器から溢れ出る水は
決して枯れる事も淀むこともなく
滔々と流れ出でるのだ
真の愛であなたの生命を潤し
満たし給え
何度でも立ちあがれ
愛するあなたへ