croken7のブログ

詩集・日記

「10代の子どもが育つ魔法の言葉」を読んで

〔テーマ〕-厳しいルールを押し付ければ、子どもはルールを破る方法を探す-
 *子離れするとき*
 子供を溺愛する親にとって一番辛い事は、親の目をすり抜けて子供が、自分の世界を自分の力で歩こうとすることかもしれません。親にって子供は幾つになっても子どものままと言うのは親のエゴなのかもしれません。この頃(思春期)になると子供はもう立派に人格形成し、親が思うより、強く、逞しく、賢明で、慎重で、冷静です。大人の階段を上る準備を始めてる頃でしょう。そんな時に、あれしちゃだめ、これしちゃだめと手を握ったまま束縛するような厳しいルールを決めてしまうと、かえって子供は距離を取り、自分の考えを親の目をぬすんでやろうとします。親が子供の成長した人格を否定してしまっているので、子供は親に相談するのが嫌になり、コミュニケーションを取りたがらなくなります。決してそのことを𠮟ってはいけません。いつまでも子供を手元に置いておきたいという、親の我がままから子供を解放する時期が来たのではないでしょうか。我がままといえば少々乱暴ですが、言い方をかえれば自分(親)の考えと子供の考え方は違いますので、子供を束縛するルールは、自分の考え方を押し付ける事になるのではないでしょうか。この頃(子供が思春期を迎える頃)のお父さん・お母さんのストレス(不安不満不信等)は自分自身が子供と一緒に成長する糧であり、親が子離れする良い時期だと捉えてみてはいかがでしょうか。子は親の鏡です。まだまだ頼りなく思える小さな背中も、お父さん・お母さんの立派な背中を見て育ったのですから、大丈夫です。今の与えられた環境から抜け出して自分の世界を作りあげようとする、子供の心の成長を信じ、「いってらっしゃい」の魔法の言葉でそっと背中を押してあげたらいかがでしょう。勇気のいる言葉です。でも子供を遠めで見つつ、SOSの信号を見のがさないためのコミュニケーションは忘れないように。そのためには、前回書きました子供の「自分探し」(思春期の前段階)に付き合う事の大切さが生きてくるのではないでしょうか。ご意見お待ちしております。

×

非ログインユーザーとして返信する